感染症の予防意識

厚労省より、定期的に「インフルエンザの発生状況について」データが上がっておりますが、

今季は例年より流行が早まる傾向がみられるようです。

 

貴院では、管理体制・対策フローなどはできておりますでしょうか?

 

インフルエンザ、ノロなどの感染症については、院内での感染のリスクを抑える必要がありますが、

そのためには、管理体制の整備やスタッフの意識も重要だと感じます。

 

感染症の患者さんが来院された場合、その患者さんの院内での行動を振り返り、

手すり、ドアノブ、待合室のソファー、トイレ(ウォシュレットのボタンなども)やエレベーターのボタンなど、

周囲の状況を見ながらシートで素早く除菌していく。

他の患者さんに不安を与えず自然に行うことは重要です。

 

また、診察前でも、患者さんとの会話・問診票や体温測定などから、

予測して行動することも必要かと思います。 

 

患者さんへのマスクの配布、消毒用エタノールを受付カウンターに常備し案内する、

隔離室の利用や空気清浄機・加湿器の準備からフィルターのチェックなど、

 

勤務歴が長いスタッフは、自然と準備し行動できる方が多いと感じますが貴院ではいかがでしょうか?

 

 

スタッフ自身の体調管理についても、

マスクの着用、こまめに手洗い・うがいを徹底することは重要だと感じます。

 

限られた人数で診療されているクリニックは多いと思います。

病気での休暇はしかたがないですが、

他のスタッフへの負担や、患者さんへも迷惑をかけることになるかもしれません。

 

事務長、事務局の業務の一環としても、

対策フローや予防意識について、周知徹底していくことは重要だと感じます。