◆院内の無駄なフローを改善し増収を!!
すでに開業10年を超えられているクリニックでの話ですが、
先日決算を終え、院長と面談したときのお話です。
「事務長代行サービス」でお手伝いしており、
だいぶ院内のフローを改善したのですが、
1年が経ち、その結果が数字によく表れていました。
改善内容の大部分は受付回りを中心に無駄な作業を省くことです。
長年同じ作業を続けていると、その作業が当たり前になり気が付かないのですが、
「無駄」や「効率が悪いこと」が沢山あります。
特に忙しいクリニックに多く、時とともに業務内容が増えたことは良いのですが、
日々の業務に追われ、フローの見直しや整理ができず何年も経過してしまいます。
電子カルテも例外ではありません。
どのメーカーも、日々バージョンアップしており新機能も増えてきていますが、
活用できていなかったり、そもそも古いシステムを使用されている場合は注意が必要です。
問診内容、2号紙の入力はもちろんですが、
受付、処置室、診察室での患者情報の共有(申し送り)方法によっては無駄な細かい作業が増えます。
電子カルテに関しては改善したい内容が明確でしたので、それぞれメーカーに確認していきました。
残念なことに設定や運用でカバーできないことが多く、、院長と話し思い切ってリプレイスをしました。
電子カルテのリプレイスは色々と制約・負担があり、、かなり大変なのですが、
無駄な書類管理や共有・入力方法等が変わり、効果が明確に出てきました。
患者様一人あたりにかける時間(診察の時間は同じです)を短縮、また、待ち時間を軽減することができ、忙しい日では、リプレイス後で1日の患者数が増えてきました。
具体的な数字は記載できませんが、
ここ数年横ばいだった収入が、年間を通し約1割強の増収につながりました。
もちろん、その他の要因で考えられることはありますが、
院長をはじめスタッフにも、以前と比べ作業が軽減されたことが実感していただけたようです。
今後も常に意識し最善の運用を皆で考え維持していくことが重要ですね。