保険証の確認について

 

◆前期高齢者・後期高齢者の負担割合について!!

主に70歳以上の患者さんのお話ですが、

 

81日より、前期高齢者・後期高齢者の負担割合が変わる患者さんがいらっしゃいますので簡単にまとめます。

 

現在、高齢者の患者さんが使用している保険証の有効期限は、

731日になっているかと思いますが、

 

8月より患者さんの所得変動により負担割合が変わる方(3割負担から1割負担 など)がいらっしゃいます。

また、現在70歳に達したタイミングにより、1割負担の方と2割負担の方がいらっしゃいます。

 

7月中旬に、郵送にて新しい保険証、医療証が患家に届くのですが、

7月中の来院で、新しい保険証が届いたので古いものを捨ててしまい、切り替わる以前の負担割合が確認できない。

8月以降、新しい保険証の提示が必要だが、まだ届いていない(届いてはいるが患者さんが把握できていない)など、

 

こういったことからミスが生まれますので注意が必要です。

また、負担割合ですので、患者さんの窓口での支払額が変わってきますし、

間違えて請求しますと、当然返戻として戻ってきます。

 

患者さんとの何気ない会話でお話しするなど、

意識しておくことが間違えを未然に防ぐことにつながります。

 

 

ご参考までに、

平成204月から、70歳以上75歳未満の患者さん(現役並み所得者は除く)は、

自己負担が2割(8割給付)と負担増となりましたが、

軽減特例措置で、今まで通り自己負担は1割のままとなっておりました。

 

平成2641日以降に、70歳に達する患者さん(現役並み所得者は除く)は、

70歳になった月の翌月以後の診療分から自己負担が2割となります。

平成26331日以前に70歳に達している患者さんは、引き続き1割負担となります。

 

以下、簡単にまとめてみますので、

ご確認いただければと思います。

 

前期高齢者

対象:70歳以上75歳未満

持参:保険証+高齢受給者証 ※高齢者受給者証に自己負担割合が記載されています

自己負担:2割または3割(所得により)

    ※平成26331日以前に70歳に達している患者さんは1割負担

    ※自己負担の割合:前年所得が確定後、毎年81日に見直し

 

後期高齢者

対象:75歳以上

持参:後期高齢者医療被保険者証

自己負担:1割または3割(所得により)

 

    ※自己負担の割合:前年所得が確定後、毎年81日に見直し